顆粒球吸着療法に
ついて
監修:東邦大学医療センター佐倉病院 IBDセンター長 鈴木 康夫先生
治療の流れ
- 1
- 治療時間は90分程度ですので、事前にお手洗いを済ませてください。
- 2
- 血圧測定などを行い、体調をチェックします。
- 3
- 両腕の血管(腕に太い血管がないときは足の付け根の血管など)に注射針を刺します。
- 4
- 片方の腕から、ポンプにより30mL/分で体外へ連続的に血液を取り出し、反対の腕へ戻します。
血液を固まりにくくするお薬を使用し、約60分間循環させます。
- 5
- 回路内のすべての血液を体内に戻し、抜針・止血し終了となります。
- 6
- 治療後は、しばらく安静にしてください。

治療スケジュール
顆粒球吸着療法は、下記のように行われます。外来、入院のどちらでも受けられます。
潰瘍性大腸炎患者さん
- ・重症および難治性
- :一連の治療につき10回まで保険適用
- ・劇症
- :一連の治療につき11回まで保険適用
クローン病患者さん
- ・大腸の病変に起因する明らかな臨床症状が残る中等症から重症
- :一連の治療につき10回まで保険適用