潰瘍性大腸炎の情報ひろば
監修:杏林大学医学部 消化器内科学 教授 久松理一 先生

監修:杏林大学医学部 消化器内科学 教授 久松理一 先生

潰瘍性大腸炎ってどんな病気?

潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜に慢性的な炎症が生じ、"びらん"や"潰瘍"といった病変が形成される病気です。

指定難病の1つで、発症頻度は10万人に100人程度とされていますが、年々増加傾向にあります。また、発症年齢は若い方から高齢者まで幅広く、男女比は1:1と性別に差はありません。[難病情報センターホームページ(2020年11月現在)から引用]

潰瘍性大腸炎の特徴
主に大腸に炎症が起こる
炎症は直腸から連続的に広がる
腸管粘膜(ちょうかんねんまく)で炎症が起こる

病気の原因はなんですか?

潰瘍性大腸炎の原因は、現在のところはっきりとは解明されていません。

潰瘍性大腸炎は1つの原因によって引き起こされるのではなく、遺伝、食生活、免疫異常などさまざまな要因が重なり合って発症すると考えられています。