顆粒球吸着療法を受ける
患者さんへ
監修:銀座セントラルクリニック 院長 鈴木 康夫 先生
ここでは、患者さんやご家族の方が顆粒球吸着療法についての正しい知識の習得と理解を深めていただくために、詳しくご紹介いたします。

監修:銀座セントラルクリニック 院長 鈴木 康夫 先生

血球成分除去療法とは

カラムと呼ばれる医療機器を用いて、血液中の白血球などを吸着除去したり機能変化をもたらす治療法で、CAP(キャップ)とも言われることがあります。

顆粒球吸着療法について

この治療は、血液の一部を体外へ連続的に取り出し、白血球の中の特に顆粒球・単球を選択的に除去する医療機器(商品名;アダカラム®)に通し、その後 血液を体内に戻します。
顆粒球吸着療法は、GCAP(ジーキャップ)やGMA(ジーエムエイ)とも呼ばれています。

循環時間は約60分です。潰瘍性大腸炎では下痢や血便の激しい活動期には週1~2回のペース*で、症状が落ち着いた寛解期には2週間に1回のペース*で治療を行います。クローン病では活動期に週1~2回のペース*で治療を行います。
この血液を体外に取り出す治療法は体外循環療法と言い、日本や欧米では、いろいろな疾患や難病で数多く行われています。
※患者さんの症状等により治療頻度およびスケジュールを決定します

顆粒球吸着療法の対象について

潰瘍性大腸炎では、特に下痢や血便の激しい活動期の治療としては、これまでステロイド剤等の薬物治療が中心に行われてきましたが、薬物療法で効果が得られにくい場合や、副作用等の理由で薬物を減量したい患者さんが、この療法の適応となります。

クローン病では、栄養療法や薬物治療で効果が得られにくい場合や副作用等の理由で薬物が適用できない大腸に主病変のある患者さんが、この療法の適応となります。