小児患者さんとそのご両親に向けた疑問・質問編
お話を聞いた先生:札幌厚生病院 小児科 部長 戸板 成昭 先生
きもちについて気になるQ&A
小児患者さんとそのご両親に向けた疑問・質問編
お話を聞いた先生:札幌厚生病院 小児科 部長 戸板 成昭 先生
きもちについて気になるQ&A
質問
子どもが病気と向き合っていく上で、親として何かできることはありませんか?
- 漫画:カネシゲタカシ
- UC:潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)
回答
子どもの持つ不安や疑問を最初にぶつける相手は医療者ではなく、家族です。そのためお子さんに応えられるように、ある程度の知識は必要です。インターネットや本などで病気に関する情報を読んでみましょう。ただし、インターネットのサイトの中には誤った情報が掲載されている場合もありますので、信頼できる情報源かどうか見きわめることも重要です。
知識よりも重要なのはお子さんの様子をよく見ることです。便回数の増減、下痢や腹痛の有無などの状況を把握し、悪化しているようなら早めに受診をうながしましょう。お子さんがうまく病気と付き合っていけるように悩みを聞いてあげることも大切です。