クローン病の
情報ひろば
監修:杏林大学医学部 消化器内科学 教授 久松理一 先生
クローン病ってどんな病気?
クローン病とは、 小腸や大腸などの粘膜に慢性的な炎症を引き起こす病気です。
指定難病の1つで、発症頻度は10万人に27人程度とされていますが、年々増加傾向にあります。また、若年者に好発することが特徴で、我が国においては男性の方が女性より2倍程度発症しやすいというデータがあります。[難病情報センターホームページ(2020年11月現在)から引用]
- クローン病の特徴
- 口から肛門まで消化管のどの部位にでも炎症が起こりうる
- 消化管にとびとびに炎症が起こる
- 腸管壁(ちょうかんへき)の深くまで炎症が起こる
病気の原因はなんですか?
クローン病の原因は、現在のところはっきりとは解明されていません。
クローン病は1つの原因によって引き起こされるのではなく、遺伝、食生活、免疫異常などさまざまな要因が重なり合って発症すると考えられています。